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路上観察家、明治文化研究家、イラストレーター、エッセイスト etc...
林丈二/JOJI HAYASHI
あれも地図、これも地図。展
2023.10.4 wed. - 10.8 sun.
12:00〜19:00
※林丈二さんの在廊は18時まで/最終日18時まで
ボクの初めての東京冒険ルートは
明治通りを池袋から
田端新町三丁目まで歩くことでした。
ボクの頭の中の地図は、
あの時からはじまったのかもしれません。
小学生の頃から調査マニアだったという林丈二さんですが、「地図」はいつも丈二さんの頭の中で、丈二さんを支えてきたように思います。そして大人になった丈二さんは、そんな「地図」たちを、さまざまな場面で発表してきました。ただそれは「地図」を描くことが先ではなく、アイデアを形にする際に必要だった表現の一部であって、結果的に「地図」になっていたのだと思います。
丈二さんは起承転結の「結」は語らず、『ボクは「起承転転」が好きなんだ』とおっしゃいます。だけど「結」は語らなくても「地図」に置き換えている。だからその「地図」を見た人たちが、今度は丈二さんの「地図」をもとにそれぞれの「結」を探しに出かけるのが、とても楽しいことなのだと思うのです。
今回は、そうして丈二さんが描いてきた「あれも地図、これも地図。」をたっぷりお見せすることになります。
さまざま媒体に寄稿してきた「地図」、1984年から今までずっと続いている年賀状の「地図」、世界中を歩くごとにメモのように描いてきた「地図」、クライアント業務として描いた「地図」などなど。あれも地図、これも地図を会場いっぱいに展示いたします。
さらに今回の展示では、さまざまな地図たちを1冊の本にします。図録とまでなりませんが、この1冊を見ていただければ、丈二さんが始めて頭の中に広がった地図から、続けてきた「地図」を知ることができます。
林丈二
イラストレーター、エッセイスト、 明治文化研究家、路上観察家
1947年 東京練馬区に誕生
1954年 小学校の頃より絵を描くのが好き
1960年 小学高学年で調査マニアの片鱗をみせる
1968年 武蔵美入学/カメラを携えた街歩きを知る
1970年 古本屋で見つけた雑誌でマンホールの蓋と出会う
1970年 11月12日 マンホールの蓋 初撮影・荒玉水道
1972年 2月29日 何かにみえてしまうもの初撮影(山口県萩市)
1972年 サンリオ入社 スヌーピーのデザインを担当
1977年 サンリオ退社 フリーとなる
1981年 母の死をきっかけにマンホールのふたの出版を決意
1981年 明治の新聞を読み始める
1984年 マンホールのふた〈日本編〉出版・話題に
1986年 路上観察学会を藤森、赤瀬川、南、松田らと設立
1988年 毎日グラフにて初の連載執筆
1989年 雑誌サライの創刊とともに連載スタート
1984年 靴底のヨーロッパ 完成
1995年 1日で5県を歩く 栃木県・群馬県・茨城県・埼玉県・千葉県
2002年 日本絵葉書会創立・参加
2006年 第10回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展日本館
藤森建築と路上観察 参加
2013年 旅の絵日記ーエハガキの愉しみー出版
2016年 10月5日 文明開化がやって来た出版
2018年 林丈二の路上探偵 番外編:路上探偵in台湾
2018年 林丈二作品展「鬼はどこ?」/ギャラリー愚怜(本郷)
2019年 林丈二の路上探偵 Vol.10.3「伊豆探偵」
2019年 路上探偵ー啄木の事件簿ー
2021年 根岸及近傍図を読み解くトークイベント
2022年 林丈二のあれもこれも展/SUT GALLERY(中目黒)
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